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個人事業主の課税対象となる所得は、年間の総売上から必要経費を差し引いた金額ですから、しっかり必要経費を計上していないと所得税を多く支払うケースが出てきます。しかし、何でもかんでも必要経費として計上していいわけではありません。

仕事に必要な文房具用品などの消耗品からパソコン、机や本棚などが必要経費となるわけですが、10万円以上のものを購入すると資産扱いとなりますので、内容を把握し減価償却等の資産計上をしましょう。
きちんとした金額と使い道が分かる領収書を保管し、把握することで節税に繋げましょう。

株式会社などの法人では、交際費に制限があるところがほとんどですが、フリーランスや個人事業主の場合は、制限がありません。そのため、交際費の線引きが難しいと感じる方も多いかと思います。

仕事仲間との会合やクライアントとの打ち合わせはもちろん、営業や打ち合わせで外出した際の電車賃も経費として計上することが出来ます。ポイントは、自身の仕事を進めていくうえで必要かどうかということです。

フリーランスで活動している方の中には、自宅兼事務所としてお仕事をしている方も少なくはないかと思います。その場合、家賃や光熱費、駐車場代などを業務用と自宅用に分ける必要があります。例えば、業務スペースが自宅の5分の1なら、家賃も5分の1は経費として計上出来ます。細かくて面倒に感じるかもしれませんが、余計に税金を払わないためにもしっかり管理したいですね。