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事業を始めるにあたって、「個人事業の開廃業等届出書」の提出が必要となります。開業届を税務署に提出することで、青色申告が可能になるだけでなく、屋号で事業用口座を開設出来るので、周囲からの信用度を高めることにも繋がります。

中には、開業届を提出せずに事業を行っているフリーランス様もいらっしゃいますが、確定申告を行う事で自動的に通知が回るため、一定以上の所得があれば事業税が課税されます。

青色申告には開業したてで収入が安定しない時期に出てしまった赤字も繰り越すことが出来るようになるメリットなどがあるため、開業届をきちんと提出し節税対策をしっかり行いましょう。

フリーランスとなって大きく変わるのは、税金や健康保険に関する手続きです。これまでは、会社の担当者が行っていた源泉徴収も、これからは確定申告として自身で行わなければなりません。

節税対策に関する知識や青色申告の承認申請書・申告方法などは事前に調べておくことが大切です。税理士に依頼する方もいらっしゃいますが、青色申告用の会計ソフトを活用してみるのもおすすめです。

また、個別で記帳相談や確定申告の方法を指導してくれるだけでなく、事業全体のサポートもしてくれる「青色申告会」を利用する方も増えています。ほとんどの方が退職と同時に社会保険と厚生年金、雇用保険を脱退しますので、国民健康保険と国民年金基金の加入手続きが必要です。これらの手続きに必要な書類も、事前に確認しておくと良いでしょう。