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事前に管轄税務署で青色申告承認申請書を提出し、承認を受けることが必須条件となり、さらに複式簿記方式による毎日の帳簿づけと、「損益計算書」と「貸借対照表」の作成も必須となっています。

青色申告は少々面倒に思われがちですが、青色申告を行うことで必要経費の対象となる科目数・金額が多くなるだけでなく、所得からの控除金額も大きくなるため、節税に繋がります。また、起業して間もない時期は、赤字になる年も出てくるかと思います。青色申告なら、その年の赤字を3年間繰り越すことが出来るため、事業が軌道にのり所得が増えても、前年度や前々年度の損失額を差し引くことが出来ます。

個人事業主であれば、一般的に「売上・支出・控除」に関する書類を準備する必要があります。まずは、帳簿を確認しながら1年分の売上と源泉徴収税額を集計し、書き出しましょう。

支出に関す書類としては、請求書や領収書、レシートの他に口座からの引き落としでの支払いがある場合には、その口座の通帳も用意しておきましょう。

クレジット利用があれば、クレジットの明細書も必要になります。また、青色申告の際に使用した書類は、5年～7年間保管しておく必要があるので気をつけましょう。